先日、高校生の息子が学校から帰ってくるなり、ぽつりと漏らしました。
「部活、もう嫌や。全然おもんない」
実は数週間前にも似たようなことを言っていた息子。 ついに退部届をもらいに先生のところへ行ったようなのですが、「一度お母さんとしっかり話し合っておいで」と突き返されて帰ってきたそうです。
部活が「面白くない」本当の理由
息子にじっくり話を聞いてみると、ただのワガママやめんどくささから来る理由ではありませんでした。
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1年前から全然上達していないと感じる
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試合にも出られない
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何のために毎日練習しているのか分からない
彼なりに悩み、葛藤した上での結論だったようです。
そして、息子から「お母さんはどう思う?」と聞かれました。
「後悔しない?」という私の問いに……
私としては、「確かにその気持ちも分かるなぁ」と思いつつも、
「でも、後で後悔しない?あと1年もすれば部活の期間なんて終わっちゃうし、適当に割り切って最後まで続けたら?」
と、親目線の現実的なアドバイスを投げかけてみました。
すると、息子から返ってきたのはこんな言葉でした。
「そう思って我慢して続けてきたけど、別に状況は変わらんし、もう行くの嫌やねん」 「俺はただそこにいるだけの人間じゃないねん。成長しないなら行ってる意味がない」
主治医の「勝負の世界で生きている」という言葉
息子のこの強い言葉を聞いて、私は以前、主治医の先生が言っていた言葉を思い出しました。
「息子さんは、勝負の世界で生きている人だから」
先生が仰っていたのは、「常に他人を意識して、優位性を感じたいタイプ」だということ。ちなみこれは性格で障害とは関係ないそうです。💦
だけど現実には、障害の特性もあって、どれだけ努力しても他人に勝つことが難しい場面がたくさんあります。 勝敗や成果にこだわりがある彼にとって、頑張っても成果が出ない状況は、想像以上にプライドを傷つけていたのかもしれません。
「ただそこにいるだけの人間じゃない」という言葉の裏には、勝てない場所でプライドを削られ続ける限界と、彼なりの必死の抵抗があったのだと気づかされました。
↑ちなみに将棋は最近勝ってるそうです。
親としてどう向き合うか
「適当に最後まで続ければいい」というのは親の勝手な理屈で、息子にとっては「自分を高められない場所に居続けること」自体が耐えがたい苦痛だったのです。
勝負にこだわる性格があるからこそ、これからどんな場所なら自分の努力を認め、誇りを持って取り組めるのか。
単に部活を辞める・辞めないの話だけで終わらせず、息子の「生きづらさの根っこ」に寄り添いながら、一緒に次のステップを考えていきたいと思います。
けど、障害に関わらず他人と比較する人生って不幸だよ。
いつか自分は自分と思って欲しい。




